はじめに
自宅新築中やリフォーム中の皆さん、お疲れ様です!書斎をおしゃれに演出するために必須のアイテムとして本棚に焦点を当て、選び方やおすすめの方法についてご紹介します。書斎のメインツールは何と言っても本棚ですよね。出版科学研究所の調査によると電子出版販売額は統計開始の2014年から8年間の伸び率は4倍に膨れ上がっています。しかしながら電子出版の発達によって通常の本としての蔵書の保管数が減るのではないかと言われたこともありましたが全くそんなことにはなっていませんよね。
本題に入っていく前に本の現物か電子書籍かということで一般に言われている電子書籍のメリットとデメリットを確認したいと思います。
電子書籍のメリット
- いつでも手軽に購入出来て手軽に読める
- 無料で試し読みが出来る作品が多い
- 絶版や店舗在庫にしばられない
- 本棚のスペースを気にする必要がない
- 文字フォントや文字サイズを変えることが出来る
電子書籍のデメリット
- 目の負担が大きい
- 充電が切れると読めない
- 本を読んでいる感覚がわかない
- 本の独特な雰囲気、使用感がない
- サービス終了で読めない場合がある
この電子書籍のメリットとデメリットで分かる通り電子出版の発達によりそれらのメリットを最大限に生かしていくことは大変重要だと思います。しかし、蔵書の価値がなくなっていくことは全くないと考えられるのです。グーテンベルクによる印刷術の発明以降、知識と知恵の急速な共有が人類に可能となりました。紙の書籍は人類の歴史と共に更に大切な財産となっていきます。書斎における本棚の重要性をますます感じながら次の本棚の設置ポイントを考えていきましょう。
自宅書斎のおすすめの間取りのポイント
書斎の広さは様々です。大きいのがいい、小さく狭いのかダメというようなことは、こと書斎については全くあてはまりません。書斎の間取りをするポイントとして4つあります。
- 書斎のスペースを家の中でどこにレイアウトするか決める 基本中の基本です。寝室を書斎と併用で使うことは多いですし、リビングの死角の空きスペースを利用して書斎として使用することに決めることも十分あります。
- 書斎部屋が専用の場合にはライフスタイルの変化を見据えてレイアウトする 長い人生です。子どもの成長も大きな変化を起こします。生老病死の人生の実相ですので自分自身の老いも大きな変化を起こすことを前提に考えていきましょう。
- 書斎としての作業内容と場所に合わせた家具をレイアウトする 本棚と共に書斎で大事な机の広さによってレイアウトは大きく左右されます。具体的に幅60㎝×奥行40㎝の小さい机だと机の上で作業できるスペースとしてはA4の用紙1枚とスマホが置けるくらいでしょう。幅120㎝×奥行90㎝の大きい机だと机の上で作業できるスペースとしてはデスクトップPC2台、ノート1冊、スマホが十分置けるようになるでしょう。
- 書斎での作業が気分よく捗るインテリアを飾る ここが結構大事なポイントのように思います。色彩心理で気分を盛り上げ、またある時は変化をつけながらインテリアを飾ることは幸せな書斎ライフに大きな彩を添えるでしょう。
新築やリフォーム時におすすめの書斎本棚の設置ポイント
自宅の書斎は、集中できる空間として大事な存在です。その中でも本棚は、書斎の魅力を引き立てる重要な要素となります。まずは、本棚の設置ポイントについて考えましょう。壁際や窓の近くなど、スペースの有効活用がポイントです。また、デスクとの距離や高さなど、使い勝手の良さも考慮しましょう。
本の保存の観点から考えることが先ず最初になります。
- 本が良好な状態で保管できる場所。できれば太陽光をもろに受けたりしないところ。湿気によりカビたり傷んだりしない場所
- 本の重量が十分に耐えられる強度のある床、壁のある場所
- 机やイスから適度の距離、高さの場所
収納性、利便性が大事になりますよね。棚の高さが高くなることも十分ありますが長い人生、体力の衰えにより梯子や脚立が使えなくなることも考えておいてください。書斎の広さにもよりますが小さな狭いスペースを好む方もいます。この場合には机やイスなどの自身の定位置から手が届く範囲の本棚が多くなります。書斎が広くゆったりとしている場合には様々な工夫を凝らしての設置が出来ます。
少し毛色の変わった動画を紹介します。この動画は、本の収納を考える視点と本棚をインテリアとしてのおしゃれの視点から考える二元論的な対話の中から所詮は自分たちが暮らしやすい住まい、その中の書斎を自分自身が自己分析をして自分が満足できる設置にしなさいと言うのが結論です。大きい本棚でも小さい本棚でも収納が大事ですが、そのどこかのスペースにディスプレイ用の場所があると楽しい生活の糧になるかもしれません。ある方が本の背表紙はインテリアにおける重要な背景であるというようなことを言われていますが確かにそうですよね。
自宅のインテリアに合わせた書斎本棚の選び方
次に、自宅のインテリアに合わせた書斎本棚の選び方です。自宅のスタイルやカラースキームに合わせて、本棚の材質やデザインを選ぶことが重要です。例えば、ナチュラルテイストのお部屋には木目調の本棚がマッチし、モダンなお部屋にはシンプルでスリムなデザインの本棚がおすすめです。
現在の建築はフローリング床のいわゆる洋風が多いと思います。畳に座布団、平机に塗壁で和風ということも全くなくはありません。大切なのは書斎で本に囲まれて本と共に自分の自由な時間を満喫することが出来るかどうかです。今、円安でインバウンドブームの状況の中、海外から日本に来る方々に人気な宿泊の部屋は和風でいわゆる畳敷きのそれでいてベット使用だそうです。このインテリアにはこう言う色調が合うとかこう言う形状が合うとかの一般的な理由はあるでしょうが多様性の現代でもあり、一番大事なのはその書斎の主の好みです。とはいえ、一般的に言われているセオリーは確認しておきましょう。
ここは書斎の主であるあなたが満足のいく雰囲気をつくるためのポイントを考えます。
- 洋風か和風か。畳敷きの場合は本棚を設置した場合の養生が特に必要になります。
- 書斎の壁、床、天井を考慮したカラーを選ぶ。ホワイト系の内装に反対色のブラック系でアクセントをつけてカッコよさを狙うこともある。反対に同色系でまとめることも多い。
- 照明も大切な書斎の要素です。日中においては窓の位地が重要なのは光線がどう注ぐかということです。
既製品の書斎本棚を活用したおしゃれなコーディネート例
もし手軽におしゃれな書斎を作りたいのであれば、既製品の書斎本棚を活用するのも一つの方法です。おしゃれなコーディネート例としては、本棚の上に観葉植物やクローズドボックスを置くことで、より一層おしゃれ感を演出することができます。
四季折々の花一輪、また青々とした葉っぱ一葉一葉も花瓶やカップに入れて飾るだけで書斎に潤いと憩いを広げます。本棚に限ったことではありませんね。
https://www.daiken.jp/consumer/storage/guide/space/wall/22121201.htmlDIYで簡単に作れる書斎本棚のアイデア
もし手作りが好きな方であれば、DIYで書斎本棚を作るのもおすすめです。例えば、パレットや木材を使って自分好みの本棚を作ることができます。自分のアイデアを活かして、オリジナリティ溢れる書斎空間を手に入れましょう。
DIYで本棚を作る手順をお伝えします。
- 道具をそろえる ドライバー、のこぎり、定規、カンナ、トンカチ、紙やすり他
- 設計図をつくる ※下記動画が参考になります
- 材料をそろえる ホームセンターで購入すれば裁断サービスをしてくれるところもあります
- 墨出しをする
- 設計図面のとおりに裁断する
- 組み立てる
- 塗装する 塗装後12時間は乾かす
簡単な本棚作成の動画を見てみましょう。基本が詰まっています。※
DIYをするにしても最初に計画しどんな設計の本棚にするかがポイントになります。不要なものをつくる時間はありません。その時間があれば書斎に籠って読書しましょう。
人気の書斎本棚ブランドやオンラインショップの紹介
最後に、人気の書斎本棚ブランドやオンラインショップを紹介します。国内外で人気の高いブランドや、オンラインショップで手軽に購入できるアイテムなど、幅広い選択肢からお気に入りを見つけることができます。
本棚での収納性、デザイン性、実用性を追求したオンラインショップを紹介します。
https://shirai-store.net/c/category/rackこの他にも多くのコンテンツがあります。人生の大切な舞台の一つである書斎を着実につくっていきましょう。
まとめ
書斎の命は本です。その本を納めるところが本棚です。おしゃれな書斎本棚の選び方とおすすめアイテムをまとめます。
- 書斎本棚の設置ポイントは本の保存状態が良好に保てることを第一にお願いします
- インテリアに合わせたコーディネートをすることが充実の書斎ライフにつながります
- おしゃれな工夫として観葉植物を置いたりディスプレイを活用すると楽しむが増えます
- DIYで本棚を造るのも大変だけれどもそれ以上の充実感が得られます
- オンラインショップも活用するのも便利で手間が省けていいですね
自宅の書斎をおしゃれに演出するために、本棚の存在は欠かせません。お好みやスタイルに合わせて、ぜひ素敵な書斎本棚を取り入れてみてください!自分だけの理想の書斎空間を手に入れて、集中力を高めて効率的な仕事や趣味に取り組みましょう。書斎の充実と満足の拡大はそれぞれの人生に潤いを与えることは間違いありません。
今回は本棚に絞っていますが、今後順次、書斎のもう一つの命でもある机やイスについても綴っていきます。どうか楽しみにお待ちください。